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小学生時代の大きな楽しみといえば、遠足ですよね。今回は童心に帰って、遠足のような楽しみを味わえる低山歩きです。

遠足で一番大切なこと、それは安全。今回訪れた芥子山公園は、地元小学校の遠足の定番となっており、距離も、道の状態も、景色も、ちょうど手ごろなコースです。 遠足気分でゆっくり歩いてみると致しましょう。

芥子山（けしごやま）は標高230メートルほど。円錐形の姿をしていることから、「備前富士」の名があります。

また、ここから１０キロほど離れたところにある後楽園の借景ともなっている山です。山全体が、ハイキングコースとして整備され、「新・西大寺八景」の1つに選定されています。南側にある岩場は、日の出スポットとしても知られています。

コースの入口は芥子山小学校の裏手あたり。山方面に続く道を探していると、大きな案内標識がありますので見逃すことはないでしょう。あとは道に迷うことなく歩くだけ。

道は舗装されており、快適に歩くことができます。 頂上近くに駐車場がありますが、すれ違う車もまばら。歩くにつれ、だんだんと景色がよくなってきます。

頂上には東屋があり、休憩をとることができます。低い山ですが、意外と眺望がすばらしく、岡山平野、児島湾、児島半島などが一望できます。また、山腹にはブドウ・ナシなどの果樹園が広がっています。 山頂には広場があります。小学生たちはここでお弁当を広げているのでしょう。

いい眺めと、いい風。童心に帰ることができます。

メインの道路わきにはいくつものハイキングコースが設けられています。ただし、すべてのコースが頂上に続いているわけではありませんのでご注意を。

坂は、上るにも、下るにも、ちょうどいいくらいの傾斜。ちなみに、トレイルランのトレーニングで、走って登られる方もいました。

山を下りて少し行くと遊歩道があります。これは旧西大寺鉄道の線路跡。その跡地を利用した、なんとも贅沢なウォーキングコースです。ちなみに、この西大寺鉄道。現在の西大寺バスターミナルから後楽園までを結んで走っていました。