所在地:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓412-1
今回訪れたのは牛窓オリーブ園。「牛窓(うしまど)」といえば、全国的に知られたシーサイドエリアですが、じつは、なかなか快適な小高い丘があるのです。それは、牛窓オリーブ園。その名の通り、園内のあちこちにオリーブの木があり、自由に散策やウォーキングのできる小径が整備されています。おまけに、景色は抜群。
車で牛窓オリーブ園の駐車場まで来て楽しむのもよし、港町・牛窓の古い街並みを散策して、そのままオリーブの丘をめざすのもよし、です。
牛窓オリーブ園には、現在、約2000本の成木が、東京ドーム約2個分の広さの丘陵地に植えられています。
ここはもともと公園ではなく、いまもれっきとした民営の現役農地。第二次世界大戦中の昭和17年、地元の商家が小豆島の農園からオリーブの苗木を譲り受け、「栄養になり、薬用にも灯火にもなる」と植樹したのが始まりです。今では県下屈指の人気観光地になっています。
低山歩きの観点から、この牛窓オリーブ園のいいところは、誰でも気軽に散策できるところ。オリーブの木々の間を、なだらかな小径が続いています。 またあちこちに、石材のオブジェや現代アート作品が点在し、周囲の風景と溶け合ったビューを楽しむことができます。
しかも、これだけの魅力がそろって、なんと入園無料、駐車場の使用も無料。なので、のんびりゆっくりと時間を過ごすことができます。
この牛窓オリーブ園の一番の見どころは、丘の上のてっぺんにある展望台からの眺望。瀬戸内の多島美を堪能できます。何度訪れてもいい景色です。
展望台から正面に見える島が前島。その後ろに控えているのが小豆島。天気のいい日は右手に瀬戸大橋も見えます。展望台に立てば、ウォーキングした後の体に風が心地いいです。
牛窓港周辺はこのエリアの中心地。ホテルや観光案内所もありますが、波音の聞こえる、いたって平穏な時間が流れています。港近くから路地に入るとすぐに旧道に出ます。
牛窓は、古くから西国航路の風待ち、潮待ちの港として栄えたところ。江戸時代には参勤交代や朝鮮通信使の寄港地として栄え、その繁栄ぶりは牛窓千軒といわれるほどでした。
細くくねった道筋は昭和レトロの雰囲気が漂い、『しおまち唐琴通り』と名付けられています。ウォーミングアップがてら、ここを散策して、そのまま歩いてオリーブの丘に向かう、というコースもアリです。
岡山県は「晴れの国」。おいしいお米、フルーツ、元気な野菜たち・・・。
県内各地には、健康的な特産品がいろいろ。
ちょっと足をのばせば、いまも豊かな里山風景が楽しめる、恵まれた環境にあります。
私たち淵本重工業の製品は、農業機械の分野においても活躍しています。
美しく、豊かなふるさと風景と、安全安心な日本の食を、これからも大切に育てていきましょう。