道の駅 醍醐(だいご)の里
道の駅 醍醐(だいご)の里
719-3152 岡山県真庭市鹿田391−1
岡山を代表する一本桜「醍醐桜」にちなんだ道の駅
日本人はとにかく桜が大好きです。ずらりと続く桜並木もいいですが、見事な一本桜、しかもそれが巨木であれば、見上げる人それぞれの胸中に大きな感動がこみ上げてきます。
岡山県下一の桜の巨木「醍醐桜」は岡山県真庭市の小高い丘の上にあります。ただ1本だけが、孤高に立つ圧倒的な存在感。日本名木百選に選ばれ、岡山県の天然記念物にも指定されています。
根本周囲9.2m、枝張り東西南北20m、樹高18m。伝説によれば、後醍醐天皇が隠岐配流の際、この桜を見て賞賛したといわれ、この名がつきました。樹齢は700年とも1,000年ともいわれています。
その地元自慢の醍醐桜にあやかって名前が付けられたのが、道の駅・醍醐の里。 建物内では、生産者の顔が見えるようにと農家の方々の写真を掲載し、安全・安心を全面に出した新鮮野菜が販売されるほか、醍醐桜をモチーフにしたお土産品もいろいろ。売店では、桜名所だけに、桜ソフトクリームや桜たいやきなど、桜にちなんだスイーツもありました。
醍醐桜の子孫、「宇宙桜」が元気に生育中
開花シーズンともなれば、昼夜を問わず、大勢の見物客であふれる界隈ですが、実はこの桜、集落の人たちにとっては「生きた暦」「農作業カレンダー」でもあるのです。 集落の家や墓はいつでも桜を望むことができるように建てられており、はるか昔から、桜の芽吹きや開花の様子を見て、農作業の予定を立てるなどしてきました。
この醍醐桜を大切に守り続けてきたのも地元の人たち。会を結成し、周辺の清掃活動をはじめ、樹木医による診察、祭り運営などが代々継承されています。
圧倒的な存在感の醍醐桜ですが、話題はそれだけではありません。 2008年、<花伝説・宙へ!>プロジェクト(有人宇宙システム主催)の一環で、日本全国の名桜の種がスペースシャトルで宇宙へ旅立ちましたが、この醍醐桜の種約200粒も、国際宇宙ステーションで保管。無事帰還したのち、種の一部は「宇宙桜」として、醍醐桜の周辺や岡山県森林研究所、真庭市庁舎などで元気に開花しています。 はるか昔から、さらには未来へと続く、壮大な醍醐桜なのでした。
桜の見ごろはほんのわずか。されど、それ以外の季節に見る巨木の姿もまた良いものです。帰りには道の駅で手のひらサイズの「苔玉」を買い求めて、巨桜を見上げた時の感動を折節に思い出し、暮らしのゆとりにされてはいかがでしょう。
岡山県は「晴れの国」。おいしいお米、フルーツ、元気な野菜たち・・・。
県内各地には、健康的な特産品がいろいろ。道の駅、サービスエリアでは、そんな特産品と出会えます。味わえます。
私たち淵本重工業の製品は、農業機械の分野でも活躍しています。
安全安心な日本の食を、これからも大切に育てていきましょう。