道の駅「風の家」を訪れたのは盛夏。岡山－米子自動車道の蒜山ICを降りるとすぐに右手に現れる大きな風車が目印です。

広い駐車場に車を停めて、この道の駅の目玉である「とれたて野菜市」会場の建物内に入ると、すでにたくさんの人。県外ナンバーが多いのは、蒜山高原でレジャーを楽しみ、お買い物やお土産選びに立ち寄っているからなのではないでしょうか。

この季節に、どっさりと並べられているのがトウモロコシ。農家の方々が朝採りして持ち込んだコンテナがズラリと並んでいます。トウモロコシの種類はいろいろあり、なかには生で食べることができるものも。会場の一角では、茹でたり焼いたりしたものを即売しており、テラスで食べることができます。

このほか、会場には特産品の蒜山ダイコンやトマト、果物、漬物などの加工品、フルーツやスイーツ類などが連続して並び、おいしさの波状攻撃が訪問者を狙い撃ちにすることでしょう。

道の駅「風の家」がある蒜山高原は、岡山県北部にある高原地帯で、海抜500メートルあります。大阪から高速道で約3時間、岡山からは約1時間半と、日帰りできる距離にあり、県下屈指の観光地となっています。

その一方で、蒜山高原一帯は、大根、トマト、キャベツなどの高原野菜や米、そして国内で最も多く飼育されているジャージー牛などの酪農が盛んなところ。つまり、弊社・淵本重工業が製作する各種機械部品が組み込まれた大型トラクタや大型コンバインなどの各種農業機械が大いに活躍しているエリアでもあります。弊社にとっても、うれしい光景が見られる場所なのです。

道の駅「風の家」は平成6年に、ふれあい特産館・風の家として建てられました。平成9年に道の駅に登録され、平成10年に併設施設｢そばの館｣が開業。現在の姿となりました。

道の駅本体の建物内は、地域限定の乳製品や特産品＆工芸品、お土産品などを販売しており、ジャージー牛乳を使ったソフトクリームが期間限定で販売されています。 蒜山高原は、昔からそばの栽培が盛んな土地柄であり、道路をはさんだ場所にある｢そばの館｣では、この地域ならではの、挽きたて・打ちたて・湯がきたての「三たて」そばを味わうことができます。

ところで、「蒜山」は県外の方には難読な地名ですが、一躍「蒜山」の名を全国に知らしめことになったのが、2011年の「B-1グランプリ」。＜蒜山焼きそば＞と＜津山ホルモンうどん（津山市）＞の岡山勢が、見事、ワンツーを決めたのでした。道の駅「風の家」でも＜蒜山焼きそば＞を味わうことができますので、ぜひお試しを。