弊社・淵本重工業の本社に最も近い高速道路インターチェンジ（IC）は山陽自動車道・山陽ICです。今回取り上げる吉備サービスエリア（SA）は、山陽ICの西隣、岡山ICの近くにあります。

これまで岡山県下の道の駅をご紹介してきたわけですが、サービスエリア（SA）は、いわば高速道路版・道の駅（SAの方が先駆者ですが・・・）。道の駅も、SAも、利用目的はどちらもほぼ同じということで、今回は、県内で一番充実している吉備SAを取り上げます。

通常、高速道路のSAは、高速道路利用者のための施設ですが、じつは、高速道路を使う人でなくても、エリア外の無料駐車場に車を停めて、買い物や食事を楽しめるSAもあるのです。それが、「ウェルカムゲート」を設置しているSA。

この「ウェルカムゲート」は、SAに徒歩で入ることのできる、いわば勝手口のような入り口。吉備SAは、上り・下りどちらの敷地にもこのゲートがあり、最近は地元の方にかなり認知されています。

岡山ならではのグルメや特産品、お土産など、厳選された品々がズラリと揃い、とても便利。あらためて岡山の魅力を再発見できるのです。

今回取り上げたのは「上り」のSAです。「下り」のSAとは、施設の中やレストランメニュー等は、委託業者が異なるため同じではありませんが、いずれも「岡山」を全面的にアピールする内容であることに変わりはありません。

さて、建物に入るとすぐにいい香りがします。焼き立てパンの香ばしい香りです。ベーカリーが入居しているのです。一角にはイートインコーナーもあり、ここでコーヒーを飲みながら食べることもできます。

レストランのメニューには岡山名物もいろいろ。まずは「デミカツ丼」。これは、よくある卵とじのカツ丼ではなく、岡山独特の「デミカツ丼」は、キャベツの上に揚げたてのカツを乗せ、その上にドミグラスソースをかけたもの。なかなかいける不思議な丼です。未体験の方はぜひお試しを。

続いて「えびめし」。黒々とした見た目の、秘伝のソースをからめたソウルフード。これまた不思議で癖になる味わい。駅弁で定番の「まつり寿司」もあります。

スイーツ類では、清水白桃ソフト。岡山県産白桃の中でも最高級ブランドの清水白桃をぜいたくに使って作られています。

このほか特産品コーナーには岡山の代表的なお土産品のほか、創作・洋菓子和菓子類がいろいろ。

郷土土産がそろうスポットといえばJR岡山駅構内ですが、ここでも同様の、こだわりの品々に遭遇できます。

岡山に住んでいて、地元のSAを利用するのはあまりないこと。だからこそ、いろんな意味で、地元岡山の人にこそ広く利用してほしい、隠れおすすめスポットでした。