今回ご紹介する彩菜茶屋（さいさいちゃや）は、何が魅力的かというと、地元農産品コーナーの、質量共の充実ぶり。開店前から、生産者さんと同時にお客さんが詰めかける・・・というほどの状態がずっと続いているそうです。

彩菜茶屋のすぐ横にはAコープがあり、集客の相乗効果を生んでいます。

「生産者と消費者をつなぎたい」「安心安全な食材を提供したい」が、この充実半端ないコーナーのコンセプト。

注目は「彩菜ブランド野菜」。美作地域の限定した生産者のみが、彩菜茶屋独自の栽培方法で作るもので、圃場の選定、整備から生産物の選別まで、スタッフが細かく指導を行って栽培。さらに、審査に合格した生産者のみが出荷を許されるというプレミアムな野菜です。

このほかにも、パンや総菜、地酒やお茶もありと、食の充実にこだわった道の駅といえます。

店内を歩いていて目にとまったのはジビエ食材を使った加工品です。美作市には二ホンジ力とイノシシの獣肉処理施設があり、道の駅にも新鮮な肉が入荷します。 肉や加工品を購入できるだけでなく、併設したレストランでシカやイノシシを使った料理が味わえます。

主なメニューは、イノシシの肉をじっくり煮込んだ「しし汁定食」。「地美恵（じびえ）カレー」は歯ごたえのあるシカ肉入り。ブランド野菜を使った「ほうれん草カレー」。さらに変わったところでは、黒大豆の風味が味わえる「黒豆茶ソフトクリーム」など。

ちなみに、彩菜茶屋は大阪にも店舗を構えており、新鮮な野菜を毎日直送しています。

田舎ならではの「おいしい」を最大の武器に、積極果敢に攻める姿勢、まことにスバラシイです。