〒716-0101 岡山県高梁市成羽町下日名 163-1
明治19年(1886年)創業
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白菊酒造のある備中地域(岡山県中西部)・高梁市成羽町は小高い山々が連なる吉備高原の山あいにあります。
300年の伝統を誇る成羽愛宕大花火や、無形文化財の備中神楽、地質学的に有名な動植物化石、べんがら(赤色の顔料)で栄えた旧い町並みのほか、秋から冬にかけて見られる雲海などで知られています。
同蔵は岡山特産の酒米を中心に、自社で復活させた独自の酒米など米にこだわり、清冽な仕込み水、伝統の備中杜氏の技、これら酒造りに恵まれた岡山の良さを大切に活かして酒造りに取り組んでいます。
ここで使用している原料用米は、全量岡山県産。
岡山県を代表する「雄町」(おまち)をはじめ、「山田錦」、「五百万石」のほか、酒米へのこだわりから10年の歳月をかけて復活させた「造酒錦(みきにしき)」と、「白菊」も使用。岡山県伝統の、旨口酒を醸しています。
(写真は同社のホームページから転載)
杜氏は、この地域の名を冠する備中杜氏(びっちゅうとうじ)。
岡山県中西部に杜氏出身者が集中していることから、備中杜氏の名がついています。
備中杜氏の名が広く知られるようになったのは、明治40年、第1回全国清酒品評会(全国新酒鑑評会の前身)において岡山の酒が優等賞第1位で入賞したのがきっかけ。
記録によれば、大正13年には500名以上もの備中杜氏が活躍するほどでした。時代の趨勢とともに、杜氏数はかなり少なくなりましたが、いまも成羽(なりわ)杜氏組合があり、伝統の技を継承しています。
地の利を生かし、「地の米、地の水、地の技が三位一体となった酒造りこそ土地に根ざした日本酒」と考え、日々精進しています。
ちなみに、同蔵の人気定番酒「大典白菊」にある「大典」とは、天皇即位儀式のこと。
昭和3年、昭和天皇の御大典の年、銘柄に「大典」を付して祝し、「大典白菊」としました。
写真は同社のホームページから転載しています。
日本酒の原料は米です。米と、水と、人の技。この三つが一体となって、その土地土地のおいしいお酒は生まれます。
私たち淵本重工業も、日本の文化である米作り、日本酒造りに間接的ながらかかわっています。
がんばれ日本と世界の農業。