〒708-0815 岡山県津山市一宮436
明治22年(1889)創業
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東には灘。西に広島。全国屈指の酒どころである二つの地域に挟まれる「作州・美作(さくしゅう・みまさか)」の地に、難波酒造はあります。
全ての酒米の祖先とも言わる「雄町」を生んだ岡山は、兵庫・広島に連なる一大「酒米地帯」を形成し、「酒米地帯」のまさに中心で、岡山産の米にひたすらこだわった酒づくりに取り組んでいます。
主力銘柄は「作州武蔵」。郷土が生んだ剣豪・宮本武蔵にちなみ命名されました。
女性当主のもと、この蔵にはたった一つのこだわりがあります。それは、「より良い米を」白く白く(高精白)ついて酒を造ること。すなわち、難波酒造の酒造りはひたすらに、愚直に、基本に忠実な姿勢を貫いています。
2012年からは、「最後の一粒まで岡山米」を合言葉に、全使用米を岡山米のみに限定。「個性鮮やか独創の地酒」づくりをめざし、大手には出来ない個性的な酒を続々と送り出しています。
(写真は同社のホームページから転載)
難波酒造では、酒を造るだけでなく、<酒造り>という無形文化の伝承も大切な役割ととらえています。
かつて岡山には、備中杜氏(びっちゅうとうじ)と呼ばれる大勢の専門技術者群がありました。隆盛期には、蔵人を含め2000人とも言われた規模でしたが、本来の意味である純粋な「冬季のみの出稼ぎ備中杜氏」は1人もいなくなってしまいました。
ここの蔵では、代々の備中杜氏から伝えられた酒蔵独自の技を継承し、伝統文化の正統な伝達者でありたいと願っています。
この蔵が送り出す、備中流の酒造りの特徴は、爽やかな香りで旨みのある淡麗型旨口。
主な銘柄は次の通りです。
●作州武蔵(さくしゅうむさし)
選り抜きの好適米を磨きに磨き、これぞ備中杜氏伝統の、滑らかな舌ざわりと香りゆたかな酒です。
●和心(わしん)
岡山県産の地元高級米にこだわりぬいた酒。高級日本酒の新たな一歩をしるした味わいを「美酒(みまさけ)の国」から。
●あばの颯(かぜ)
米作りから見直し、辿り着いた、昔ながらの「はで干し」米による純米酒。
写真は同社のホームページから転載しています。
日本酒の原料は米です。米と、水と、人の技。この三つが一体となって、その土地土地のおいしいお酒は生まれます。
私たち淵本重工業も、日本の文化である米作り、日本酒造りに間接的ながらかかわっています。
がんばれ日本と世界の農業。