岡山県赤磐市河本1113番地
創業1923年(大正12年)
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日本酒にはちょっと不釣り合いと思われる方も多いことでしょう。 赤磐酒造の代表的銘柄「桃の里」。この銘の由来は、ちょっとこちらの土地柄を説明する必要があります。
赤磐酒造が蔵を構える岡山県赤磐市は、岡山特産「桃」の一大生産地。春になれば、周辺の山々はピンクに染められるほどの、魅惑的な景観を楽しむことができます。
赤磐酒造は大正12年創業。地元産の朝日米等、優良米を使用し、芳醇な酒を造っています。篤農家の人々が夏は米作り、冬は酒造りに加わるという、農家と酒蔵の、文字通りの二人三脚で取り組んでいます。
赤磐酒造と蒸しあがった酒米。春には蔵開きが行われています。(写真は同社のホームページから転載)
ここの酒造りの特徴となっているのが、代々使われてきた「和釜甑」の使用。甑(こしき)とは、古代中国を発祥とする、米などを蒸すための土器。日本各地の遺跡で発見されており、弥生時代には米を蒸すための調理道具として使われていたと考えられます。
赤磐酒造では、酒造りの原点はお米を蒸す工程にこそあり、蒸し米の良し悪しが麹の出来栄えをはじめ、酒造り全体を決定させるととらえています。 和釜甑を用い、独自の技術で蒸しあげた酒米は、外硬内軟な、ふっくらとした蒸し米に仕上がるそうです。 赤磐酒造では、事前申し込みによる酒蔵見学も可能です。その折には、ぜひ、この古式ゆかしい道具を拝見なさってはいかがでしょう。
写真は同社のホームページから転載しています。
日本酒の原料は米です。米と、水と、人の技。この三つが一体となって、その土地土地のおいしいお酒は生まれます。
私たち淵本重工業も、日本の文化である米作り、日本酒造りに間接的ながらかかわっています。
がんばれ日本と世界の農業。