気候温暖で、年間平均値(岡山市)は気温16.2度、降水量1,105o、日照時間2,030時間と、農作物の栽培に適した地。また、台風や地震などの自然災害が少ない県としても知られています。
恵まれた気候、立地の良さを活かして、岡山県は伝統的に「農業県」の顔を併せ持っています。
当社が作る機械部品の多くは、じつは大型小型の農業機械用。
農業と縁が深いことから、農業の面から見た、岡山の魅力や特徴をご紹介していきます。
岡山県は農業に適した地。県南部は平坦地が多く、中部は平坦地と傾斜地が混在。中国山地を水源とする旭川、吉井川、高梁川の三大河川は良質で豊かな水を常にたたえています。そして、気候温暖。日照時間が長くと、農産物の生産に適しています。
岡山県の耕地面積は約6.6万ヘクタール(全国22位)。総農家数は約6.3万戸(全国11位)。生産状況では、農業産出額約1300億円(全国24位)となっています。(平成26年調べ)
これらの数字に岡山の地理的条件を加味すると、結論的には、岡山の農業はまだまだ伸びる余地あり、というところでしょうか。
全国的に知られたフルーツ生産県ですので、全国トップシェアを誇るものがずらりと並びます。(平成26年)
このほか、岡山県民にはおなじみの
米や豆類では
一方、花き類生産も健闘。
畜産関係では蒜山高原でよく見かける
・・・と、こんな感じです。
岡山県農業の特長と、意外な側面を見た感じです。
これまで岡山県の農業を多面的に見てきましたが、岡山県は古くから干拓の歴史を持ち、明治以降、本格的な大規模干拓工事を契機に、地場産業として農業機械生産が発達。その一方で、先駆者たちによる独創的なアイデアと実行力で、特色ある農業生産が行われてきました。
現在、県内の市町村各地で多彩で特色ある農産物の生産が続けられていることは、うれしくもあり、誇らしいことです。農産物自由化の流れの中で、これまで以上に、付加価値のある農産物の生産に力が注がれていくことでしょう。
日本人の安全な食生活を支えつつ、将来性ある産業として飛躍発展してほしい…。農業の新しい可能性を切り開く、その一助を担う企業として、わが岡山はもとより、全国の農業に貢献していくとともに、深刻な食糧不足に悩む国々の、国づくりを後押しできるよう、今後も事業に真摯に取り組んでいきたい淵本重工業です。
(写真・岡山県観光連盟から転載)