農業先進県おかやま
自他共に認める晴れの国おかやま

気候温暖で、年間平均値(岡山市)は気温16.2度、降水量1,105o、日照時間2,030時間と、農作物の栽培に適した地。また、台風や地震などの自然災害が少ない県としても知られています。
恵まれた気候、立地の良さを活かして、岡山県は伝統的に「農業県」の顔を併せ持っています。
当社が作る機械部品の多くは、じつは大型小型の農業機械用。
農業と縁が深いことから、農業の面から見た、岡山の魅力や特徴をご紹介していきます。


岡山を代表するフルーツは、やっぱり、桃。
姿よし、香りよし、味わい、もちろんよし。
果物王国の国王様は、追随を許さない本物追求の姿勢から
岡山の地に降臨されたのでありました。
岡山で「桃色」といえば、淡クリーム色である。

色鉛筆の「桃色」はピンク色をしています。
しかし、果物コーナーに並ぶ桃の大半は、淡クリーム色、もしくはその色に紅を散りばめ程度。ピンク色ではありません。
しかしながら、どんぶらこ、どんぶらこと流れてくる、あの桃太郎の桃は決まってピンク色。
これは桃の花が鮮やかなピンク色で、そのため、桃=ピンクが定着したと言われております。
ちなみに、昔々の日本古来の桃は、いまと違ってずっと小ぶりだったそうです。色も、赤味が強かったのかもしれません。
明治になって、中国から上海水蜜や天津水蜜が導入されます。これらは日本産のものと異なり、大きく甘みも強いものでしたが、現代の桃ほど果汁が多くなく、また、繊細な味わいではありませんでした。
桃の味が格段に良くなったのは、明治30年代に、岡山の地で「白桃」品種が誕生してから。おいしい桃は、本場・岡山から始まったのでした。

岡山の白桃

公益社団法人 岡山県観光連盟のサイトから転載

ガスタンクまで桃フィギュアにしてしまう、半端ない桃ラブレベル。

岡山県の県花は、もちろん桃の花。
子どもに聞かせる昔話は、当然ながら、桃太郎の鬼退治。
JR岡山駅降り立つと迎えてくれるのは、桃太郎の銅像。
お土産コーナーをのぞいてみれば、あるわ、あるわの桃関連お菓子やデザート類。
温泉に浸かりたいなら、湯原、湯郷、奥津の美作三湯もいいですが、岡山市近辺に「桃太郎温泉」なるネーミングの天然温泉が、2か所あるのです。
岡山県民にとって、桃はもうアイデンティティそのものなんですね。
岡山市内から当社・淵本重工業に向かう途中の赤磐市には、山肌に巨大な桃のオブジェが存在。遠目からもよくわかるピンク色です。よく見ると、それはガスタンクにペイントしたもの。葉っぱも描いてあります。
周辺にはもちろん桃畑が広がります。
桃についてはもう、誰もこのノリを止めることができないほどの「桃ラブ」状態なのであります。

ガスタンク

赤磐市ホームページから転載

桃太郎温泉

桃太郎温泉(岡山市牟佐2915-1)
Google ストリートビューより転載

「日本一」と言わしめる清水白桃、誘惑の美味。

前回でもご紹介しましたが、上級の白桃は一玉1000円以上します。
そのおいしさもさることながら、かかる手間、それに、収穫できるのが夏場のわずか3週間程度という珍重性も相まって、どうしても高価になるのです。
ひと口に「白桃」と言っても、数多くの品種があり、それぞれ味わいが異なります。
なかでも「清水白桃(しみずはくとう)」は高貴なまでの香りと果汁をたたえ、なめらかな食感と上品な甘味は、一度食べたら忘れられないほど。
ならば、なぜ故に「清水白桃」はこれほどの美味を実現することができたのでしょうか。
それは「岡山の桃はやっぱりすごい、日本一」と言ってもらえるよう、地元農家の方々の静かなる闘志とプライドがなせる技。
いい仕事の裏には、必ず固有のプライドが存在します。
もちろん我々・淵本重工業も、プライドと自信を持って、各種の機械部品を作りに心血を注いでいることをお伝えして締めくくりたいと思います。めでたし、めでたし。

原始温室

公益社団法人 岡山県観光連盟のサイトから転載


当社で製造している
農業機械部品の一例