農業先進県おかやま
自他共に認める晴れの国おかやま

気候温暖で、年間平均値(岡山市)は気温16.2度、降水量1,105o、日照時間2,030時間と、農作物の栽培に適した地。また、台風や地震などの自然災害が少ない県としても知られています。
恵まれた気候、立地の良さを活かして、岡山県は伝統的に「農業県」の顔を併せ持っています。
当社が作る機械部品の多くは、じつは大型小型の農業機械用。
農業と縁が深いことから、農業の面から見た、岡山の魅力や特徴をご紹介していきます。


「晴れの国」プレゼンツ、「日本のエーゲ海」。
オリーブの枝そよぐ高台からは小豆島を一望。
野菜たちもすくすく育つ、ヘルシーエリアなり。
岡山には「日本のエーゲ海」がある。

岡山には「日本のエーゲ海」がある。

岡山県は「晴れの国」を標榜しておりますが、その岡山県南にあって、岡山市に隣接する瀬戸内市牛窓町は、なんと堂々と「日本のエーゲ海」をキャッチフレーズにしております。
このネーミング、じつは観光部署の課長(のちに町長)が、なんとかこの風光明媚な瀬戸内エリアの素晴らしさを内外にアピールしたいとの思いから、考案し、実行したもの。
町を挙げてのPRの甲斐あって、いまや全国的に知られるところとなり、現在に至っているわけです。

エーゲ海とは、あのエーゲ海。地中海によく似ている(らしい)海の景色で、晴れた日は絶好の眺めが堪能でき、おまけに近くにはオリーブ園まであるという、これはもう堂々と「エーゲ海」にあやかっていいだろう的ロケーションなのです。
海あり、晴れあり、オリーブあり・・・。まったくもって、「晴れの国」ゆえの自然の恩恵なわけですね。

ここ牛窓と、香川・小豆島をあわせて国内オリーブ生産ほぼ100%

牛窓は「うしまど」と読みます。この地にオリーブの苗が植えられたのは太平洋戦争中のこと。「オリーブは栄養もよく、薬用にもなり、灯火にもなり、自然も守る」との理由で、地元の資産家が丘陵地にオリーブ畑をスタートさせました。
当時わずかだった苗も、いまは10ヘクタールの畑に成木で約2000本を栽培。周辺一帯はオリーブ公園として無料開放されています。
オリーブと言えば香川県の小豆島が産地として有名です。それもその通り、じつは牛窓のオリーブは小豆島の農家から分けてもらったものなのです。国内で栽培されるオリーブのほぼ全量は小豆島と牛窓で作られており、うち、95%が小豆島産。ですので、オリーブの本場の名称は、あちらに譲るといたしましょう。
オリーブは温暖な気候を好み、あまり寒さに強くありません。ただ、宮城県石巻市が東日本大震災からの復興の一環として、<北限のオリーブ栽培>に取り組んでいるのだそうです
この取り組み、ぜひとも実を結んで欲しいものです。

い草
オリーブ園からは、野菜畑を一望に

さて、牛窓オリーブ園一帯は、休日には多くの方が訪れます。観光客だけでなく、地元岡山の人にも人気のウォーキングエリア。園内にはギリシャ風石柱や現代アート作品も点在しており、独特の雰囲気を堪能することができます。
「愛の鐘」という、リア充カップルにはぴったりのスポットもありますので、資格を満たした方は一度訪れてみてはいかがでしょう。必ずやシアワセ気分に浸れます(勝手にしろ)。
オリーブ園の高台や展望台からは小豆島がよく見えます。手前に横たわっているのはその名の通り、前島。野菜の島で、ここで収穫されるキャベツは岡山県民にはおなじみの味です。
耳を澄ませば、風の音と、かすかに聞こえるトラクターの音、牛の鳴き声・・・。景色がいいのでウォーキングの足取りも軽くなるはず。帰りには、オリーブ園特産品と、採れたて野菜をぜひお土産にどうぞ。

愛の鐘

(掲載した写真は岡山県観光連盟より提供を受けました)


当社で製造している
農業機械部品の一例