気候温暖で、年間平均値(岡山市)は気温16.2度、降水量1,105o、日照時間2,030時間と、農作物の栽培に適した地。また、台風や地震などの自然災害が少ない県としても知られています。
恵まれた気候、立地の良さを活かして、岡山県は伝統的に「農業県」の顔を併せ持っています。
当社が作る機械部品の多くは、じつは大型小型の農業機械用。
農業と縁が深いことから、農業の面から見た、岡山の魅力や特徴をご紹介していきます。
岡山は「晴れの国」「フルーツ王国」などのキャッチフレーズを掲げ、定着しつつあります(「もんげえ岡山」は定着して欲しくないなあw・・・)。
では、岡山県を訪れ、また、岡山から県外に向かう人たちが、ご当地岡山の味として買っていくおみやげ事情はどうなっているのだろうかと、いまやおみやげ市場の重要スポットとなっている高速道路パーキングエリアを覗いてみたのでした。
行ったのは山陽自動車道・吉備パーキングエリア(上り線)。
いざ、おみやげコーナーに足を踏み入れましたら、ありました、ありました。ご当地岡山を前面に押し出したお土産品の数々。手土産ということで、大半はやや日持ちのするお菓子類ですが、けっこうな種類です。さっそくリサーチしてみました。
( - )。oO(広島なら「もみじまんじゅう」。岡山なら「白桃〇〇、マスカット〇〇」か?)
大福あいす(白桃、マスカット)
ぶどうぜりい
おかやま檸檬ケーキ(牛窓育ち)
しあわせの白桃チーズケーキ(蒜山ジャージー牛乳使用)
岡山ももの天使
フルーツ缶詰(マスカット、清水白桃、ピオーネ)
岡山白桃チョコサンド
おかやま桃子プリン
白桃マスカットせんべい
マスカットきびだんご
岡山白桃デザート
おひなたピーチ、おひなたレモン、おひなたマスカット
白桃とチーズのおかやまラング
岡山ぶっせ(桃の誘惑)
白桃リッチ(スイーツプディングケーキ)
白桃ステッキケーキ、マスカットステッキケーキ
桃とチーズのしっとりバー
岡山手焼ドーナツ(米粉100%、ドングリ農園の卵使用)
蒜山クリーム大福
岡山白桃ドロップ
白桃あめ
白桃キャラメル
岡山マスカットグミ
ジャージー牛乳飴
・・・さらにいろいろ
うーむ。けっこうあるなあ。特徴的なのは、果物にちなんだお菓子が多いこと。「岡山→フルーツ王国→白桃、マスカットで決まりじゃろ」・・・的な商品展開でしょうか。白桃とマスカットの名前をつけておけば、岡山みやげとしてそこそこ売れるだろう・・・とのメーカー側の思惑も垣間見えます。
フルーツ以外では、蒜山の酪農によるジャージ牛乳を使ったものや、肉の加工品、牛窓のレモン加工品など。もちろん瀬戸内の海産物加工品もありました。
ところで、パーキングエリアという性格上、あまり積極的に陳列していませんでしたが、地酒も岡山の農業がもたらした恵みであり、おみやげの定番。酒米といえば「山田錦」が有名ですが、この品種の親にあたり、かつて入手が困難だったことから「幻の酒米」と言われたのが「雄町(おまち)」という品種。全国生産量の90%以上が、ここ岡山で作られており、地酒もいろいろあります。もちろん、味は「もんげえ」うまいw。
(また、岡山にはキリンビールの工場があり、ビール造りにもたくさんの岡山米が使用されているのです)。
今回、お土産品の数々を見て思ったのは、特産フルーツに代表される農業のオリジナリティと豊かさ。
せっかくのいい素材を活かすことで、魅力ある2次加工品を生み出し、ひいては、岡山の農業全体の発展につながれば、と思ったのでした。
頑張れ、岡山の農業後継者たち。