農業先進県おかやま
自他共に認める晴れの国おかやま

気候温暖で、年間平均値(岡山市)は気温16.2度、降水量1,105o、日照時間2,030時間と、農作物の栽培に適した地。また、台風や地震などの自然災害が少ない県としても知られています。
恵まれた気候、立地の良さを活かして、岡山県は伝統的に「農業県」の顔を併せ持っています。
当社が作る機械部品の多くは、じつは大型小型の農業機械用。
農業と縁が深いことから、農業の面から見た、岡山の魅力や特徴をご紹介していきます。


農業機械開発の先駆者がひしめいた岡山県。
かつて日本には100近い農業機械メーカーが存在し
その半数を岡山県が占める「発動機王国」だった。
大原美術館の創設者、大原孫三郎という人物。

大原美術館は、地元倉敷の資産家であり、倉敷紡績を経営する一家に生まれた大原孫三郎(1880〜1943年)によって、西洋美術の神髄を画学生や一般の人々に広く紹介する目的で創設されました。資産家が趣味の美術工芸品を集め、それを公開している例はたくさんありますが、彼のすごいところは、美術工芸の世界にとどまらず、大きな志を持って、社会福祉、学術、教育、医療など、多彩な分野で数多くの功績を残したことです。
若いころ、慈善事業家の石井十次と出会うことで、孤児救済、児童福祉に開眼し、心血を注ぎます。その後、倉敷紡績に入社したのちは、職工教育部を設立。翌年には工場内に尋常小学校を設立。続いて、現・岡山県立倉敷商業高校の前身となる、倉敷商業補修学校を設立したのでした。このほかにも、大原社会問題研究所(現在の法政大学大原社会問題研究所)、倉敷労働科学研究所(現在の労働科学研究所)、倉紡中央病院(現在の倉敷中央病院)などを開設しています。
そうした一連の取り組みの中で、大正3年(1914)に設立されたのが、財団法人大原奨農会農業研究所(現・岡山大学資源植物科学研究所)です。
大原孫三郎はこの研究所を設立するにあたり、「将に来る可き農業問題に対し貢献することが出来ますれば非常なる幸福である」と述べました。また、大原孫三郎の長男・大原総一郎は「大原農業研究所は父が最も切実な期待をこめて作った最初の研究所であった」と語っています。
その後、同研究所は昭和27年に新設された岡山大学に移管。平成21年に文部科学省より「植物遺伝資源・ストレス科学研究」の共同利用・共同研究拠点に認定され、国立大学唯一の農学に関する大学附置研究所として、資源植物の環境適応機構の解明とその応用に関する研究を行っています。
大原美術館から少し離れた場所に、この研究所はあります。

【岡山大学資源植物科学研究所 ホームページ】
http://www.rib.okayama-u.ac.jp/index-j.html


大原美術館

当社で製造している
農業機械部品の一例


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