過去のおいんでんせえ
バックナンバー:第六幕『岡山の温泉』
八幡温泉郷(やはたおんせんきょう)

◆場所◆
岡山県岡山市建部町建部上
◆アクセス◆
山陽道岡山ICから国道53号に沿って北へ約30km
◆地図はこちら

◆日帰り入浴◆可
入浴料:大人400円、子供300円
建部町国際温泉会館
TEL:0867―22―2500

♪あぁ〜あ〜 河の流れのようにぃ〜
などと、ついつい口ずさんでしまう
湯舟の大きな窓から眺める旭川の光景なのでありまする。

全国的なムーブメントである市町村合併。八幡温泉郷(やはたおんせんきょう)のある旧・岡山県御津郡建部町も、平成19年1月22日をもって岡山市と合併と相成りました。岡山市中心部から国道53号に沿って北へ約30km。名勝・後楽園のある旭川河口を遡上していった川べりに、この温泉郷はあります。八幡温泉郷のいいところは交通の便がよいながらも、程良くひなびた風情があり、おまけにさほど入浴客で混雑しているわけでもなく、ゆっくりと羽を休められる点。
しかも、温泉ファンなら大喜びしてしまう源泉掛け流し。湧出量は岡山県下屈指という優等生ぶりです。脱衣場から浴室に入ると、眼前には川に向かった大きなガラス窓。旭川の川面をのんびりと眺めながら、泡沫湯 薬用湯、うたれ湯、寝湯、露天風呂などいくつものお湯を楽しむことができます。「温泉自動販売機」なるものもあり、100リットル100円。おやや・・・。外国人の姿もちらほら見えると思ったら、隣接して国際交流ビラなる宿泊施設も併設。裸のつきあい、というのはあちらの国の人の感覚にはないのでしょうが、事業の国際化に取り組む当社としては、経済ばかりでなく、こんな形で始まる交流もまたいいもんだと感じる次第です。
露天風呂から上を見上げればジェット機が飛ぶ音。そういえば岡山空港からもほど近い場所でした。一風呂浴びてそのまま空港に向かい、当社の工場がある上海に出張したとしても約3時間程度。世界はホンと、近くなりました。