過去のおいんでんせえ
バックナンバー:第三幕『岡山の美術館・博物館』
岡山県立美術館
展示されている主な作家
<古画・日本画>
玉澗 牧谿 雪舟等楊 秋月等観 宮本武蔵 浦上玉堂 小野竹喬 池田遙邨 
<洋画>
松岡寿 原田直次郎 原撫松 満谷国四郎 鹿子木孟郎 正宗得三郎 坂田一男 国吉康雄 中山巍 有元利夫 
<彫刻・工芸>
平櫛田中 金重陶陽 藤原啓 山本陶秀 大野昭和斎
岡山市天神町8−48
Tel.(086)225-4800
「岡山カルチャーゾーン」。岡山駅から徒歩約15分。日本三名園のひとつ、後楽園。その向こうにすっくと立つ岡山城。この周辺には各種の文化施設が集まっていることから、こう呼ばれています。その「岡山カルチャーゾーン」の代表的施設が岡山県立美術館。地元産の万成(まんなり)石をふんだんに使った直線的な建物が特徴です。
郷土ゆかりの美術家・雪舟、宮本武蔵、国吉康雄、坂田一男、平櫛田中などの作品を収集・展示していますが、最近特に注目を集めているのが、国吉康雄作品の充実ぶり。これは、ベネッセグループの福武コレクションより寄託を受けたもので、油彩画、ドローイング、版画、写真など、質・量ともに非常に充実したものになっています。
美術館近くの出石町で生まれ、17才の時に渡米。1940年代にはアメリカを代表する画家として数々の栄誉に輝きました。縁とは不思議なもの。同じ郷里出身のコレクターによって収集された彼の作品は、少年期の多感な時を過ごしたこの地で、静かに美の生命の輝きを放っています。