過去のおいんでんせえ
バックナンバー:第二幕『岡山の観光スポット2』




岡山自動車道・岡山総社ICを下りて、国道180号線を岡山方面 へ約2.5キロほど走ると、やがて巨大な鳥居が目に飛び込んでくる。脇道に入って鳥居をくぐり、しばらく走ると、山の中腹にどんと構える大きな社。赤い幟が何本も立っているから、お稲荷さんとすぐわかる。 最上稲荷は京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷とならぶ日本三大稲荷のひとつ。今から千二百余年前、報恩大師の開基と言われています。岡山県下はもちろん、中四国や京阪神から、商売繁盛、交通 安全、家内安全等を祈願する参拝客で賑わい、ことに初詣は県下随一の参拝者数。境内までは石段の参道が続き、両側はみやげもの店がズラリと軒を連ねている。この曲がりくねった参道のそぞろ歩きが、昔にタイムスリップしたみたいでじつに楽しい。コン沌(とん)たる世の中をしたたかに走り抜けるために、ささ、お揚げを携えて、元気よく参拝しましょうぞ。