過去のおいんでんせえ
バックナンバー:第一幕『岡山の観光スポット』


いまから約330年前、武士による厳しい民衆支配が行われていた時代に作られた、日本最古の庶民の学校。備前藩主池田光政によって、学問の理想郷、庶民のための一大道場をめざして建てられました。現在の諸施設は次の綱政公と後楽園の造園を手がけた津田永忠によって元禄の頃に完成されたもの。敷地内のほとんどの建物が国宝・重要文化財に指定され、なかでも講堂は構内最大のもの。瓦はすべて備前焼。床板は現在も鏡のように光っています。秋は県内屈指の紅葉の名所。講堂に続く石段の左右には「学問の木」と呼ばれる一対の大きな楷の木があり、毎年多くの観光客が訪れます。