過去のおいんでんせえ
バックナンバー:第十四幕『いやしスポットめぐり旅』
岡山いやしスポットめぐり旅
「ロマンチック」とは何ぞや。
快適なスピードと、豊かな山野の景色。
単独でも、二人でも、それ以上でも、楽しく過ごせる時間。
ロマンチックとは、シアワセ感であった、の巻。

ロマンチック街道313を走りに行く。
ロマンチック街道をご存じだろうか。ドイツを代表する一大観光街道である。
そのロマンチック街道にあやかって、ここ岡山にも「ロマンチック街道」なるものがある。世界的に有名な街道の名前をそのままサラリとひっぱってくるとは、なんとも貪欲で強引だなあと思っていたら、長野県には「日本ロマンチック街道」なる、さらに上を行くネーミングの観光ルートがあるのでした。いや、驚いた。
恐るべし、日本のあやかり商法。コバンザメ的ネーミング。

本家のドイツに叱られはしまいか?ハッタリかまして大丈夫か?と危惧しつつ、癒しを求めて、甘い響きの「ロマンチック街道313」を走ってみた。 
コースは福山・鞆の浦から鳥取・北栄町まで

国道313号線は中国地方を縦断する格好で走っている。瀬戸内側から日本海に抜ける順で行くと、福山市鞆→井原市→川上町→高梁市→北房→落合→勝山→湯原→八束→倉吉→北栄町。片道ざっと200キロ。ドライブするには自由に距離を設定できる、いい具合。
さらに、沿線には湯原温泉、関金温泉、三朝温泉等がある。日帰り入浴もできるし、無料の露天風呂、足湯もある。
今回は、岡山市内から吉備高原を抜け、高梁市へ。そこから湯原温泉まで走ってみることにした。単なるドライブながら、癒し効果はいかに?

吉備津彦神社
吉備津彦神社

なにゆえの「ロマンチック」ネーミングか

まず第一の疑問は何故の「ロマンチック街道」というネーミングなのか、という点。
走ってみてすぐにわかったのは、国道313号線がドライブに最適のコース状態であること。

  1. 1)信号がほとんどない
  2. 2)適度なカーブが連続している。
  3. 3)車の走行量が少ない
  4. 4)景色がいい

三連休初日の土曜日に出かけたのであるが、いたってスイスイ。まことに快適なドライブを楽しめたのである。そういえば、ツーリングしているバイク乗りと沢山すれ違った。おまけに天気も良かったし。
純粋なドライブ好きなら運転を存分に堪能できるだろう。二人、三人の相乗りなら、車内の会話も弾むだろう。これが渋滞した道路や、信号だらけの道だったら、そんな雰囲気にはならない。ストップアンドゴーで、イライラ。車内の会話も、なんとなくどんよりしてくる。
その点、ドライブ自体が快適だと気分も晴れやか。車内ではプラス思考の明るい話題で盛り上がる。とてもシアワセなひと時。したがってロマンチック・・・。
こんな図式(たぶん)となるのでした。


吉備津神社
吉備津神社
吉備津神社
吉備津神社
吉備津神社
吉備津神社



ロマンチックとは、シアワセ感である

湯原温泉ドライブひとつにしろ、物事がうまく快適に回転するとハッピーな気持ちになります。シアワセのドーパミンが脳内にあふれてきます。
そういえば、我々、技術世界に身を置いていると、「技術はロマンス」みたいなフレーズをよく耳にしますし、実際そうだよな、とも思います。
これまでできなかったこと、困難だったことがやっと実現できたとき、それは夢が叶う瞬間であり、達成できた喜び、大いなる充実感を感じます。ここで言うロマンとは、夢が実現するシアワセ感を指しているのでありますな。
たかがドライブ。されどドライブ。このひとときの充実感は、明日へのエネルギーと癒やしを、必ずや、もたらせてくれますぞ。
思い立ったが吉日。それゆけロマンチック街道313。くれぐれも、ご安全に。


湯原温泉
湯原温泉
はんざき